2011年2月アーカイブ

むめのかをり

 昨日、お客様のおたくにお雛様をお届けに伺った際、お玄関先に風に乗っていい香りがただよってきました。お庭に2~30本の白梅が咲き誇って、玄関の外にまでもれてきていたのです。

 薫や匂宮が姿が見えなくても近くにいるのがわかったというのはこういうことだったのでしょう。 中世の貴族たちがことのほか梅を尊んだのがよくわかります。

 そういえば、「薫り」と「匂い」はどんな風に中世では使い分けていたのか口論した学生時代がなつかしいです。

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せいろ屋さん

 世の中にはいろいろなお店・専門店がありますが、これはまさに天然記念物クラスでしょう。ガラス戸越しにときどき中を覗いてみるのですが、大小いろいろなせいろ、せいろ、せいろです。どれだけの需要があるのかわかりませんが、「ここにしかない」 レベルまでいくと神々しいまでの存在感が出てきます。

 いきつけの小料理屋のおやじさんが、ここでいろいろ注意を受けながら「買わせていただいてきた」とうやうやしく見せてくれたせいろは、なんだかすごいものに見えました。

 こういうお店が街に深みを与え、彩りを添えてくれるのですが、最近はお菓子屋さん、金物屋さん、電器屋さん、八百屋・魚屋さんなどをはじめ個人のお店が次々と街から姿を消し、深みと活気のない街がふえてきました。

 私たち人形屋も頑張りますが、せいろ屋さん、がんばってください!

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お雛様と「すてん志よ」

桑名の長栄堂さんのお雛飾りです。見事です。すごい逸品や古い御殿などもたくさん並んでいます。

和菓子屋さんなのでお勧めは「よもぎ餅」です。

このお店の近くに古い石の道案内が建っています。「右 みの多度ミち」、「左 すてん志よ くち」と読めます。「すてん志よ」とはステーションのことでしょうね。左へ行くとすぐに桑名駅です。なんだか桑名って面白い町です。

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桑名の菓子と蔵

先日、お雛様のお届けで桑名までまいりました。桑名、四日市は高速で30分もかからないので、時間距離が短くて助かります。

桑名名物といえば「はまぐり」ですが、それ以外に「お菓子」や「うどん」、「すきやき」などのおいしい物、それに「石取り祭り」などたくさんあって大好きな町のひとつです。

「長栄堂」さんのおまんじゅうです。この桜餅とよもぎ餅はこの季節しかありませんので、桑名へ行ったら必ず求めます。

このお店の少し海よりのところに「諸戸家」があり、美しいお屋敷のたたずまいを見せてくれます。蔵めぐりの中でも筆頭格の風格です。

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筆を鑑賞

あけましておめでとうございます。

というのは、今日は節分ですが旧暦で一月一日、お正月でもあるからです。よく「賀春」とか「新春のお喜び・・・」と年賀状に書きますが、この旧暦ですと肌感覚にぴったりきます。今日は暖かでした。

ときどきうかがう筆や和紙のお店です。筆がいっぱい並んでいるのは、見るだけでもなんとなく楽しいです。松坂屋さんの前の大林堂さんという筆墨硯紙(ひつぼくけんし)のお店です。

筆には当たりはずれがあって、それこそ使ってみなければわからない部分があります。他の商品でしたら「不良交換」などということがあるのかもしれませんが、この世界ではそれも織り込みずみで消費者も対応します。中には使い勝手のいまいちの筆を、とげ抜きを使って毛を一本一本抜いたりして使いやすいように加工するつわものもいます。私にはそこまでこだわる技量もありませんので、購入したものはそのまま大人しく使わせてもらいます。でも、このお店ではそんなにはずれの筆にあたったことがありません。

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