正平6年6月1日の謎 の最近のブログ記事

正平6年6月1日の謎

  兜の左右に反り返ったところや、鎧の胴体などに貼られている革。
ここに、よく見ると「正平六年六月一日」と書いてあることがあります。正平六年とは1351年、足利尊氏の室町時代の初めです。

甲冑は当時九州でもよく作られていたのですが、肥後の国(熊本県)の甲冑師の使っていた革に模様を捺す版木が、「不動明王」や「八幡」の絵や文字であったため、恐れ多いとして使用禁止を言い渡されてしまいました。

たまたま、当地を訪れた鎮西将軍懐良親王が、この腕を惜しんで、唐草や獅子の文を許し、その日を彫った版木を用いて描いた革を「正平御免革」として、盛んに甲冑に使われるようになったわけです。

「正平革」ともいいます。ちなみに、「皮」は毛のついた毛皮の事、「革」はなめし皮のことです。

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