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ぶりぶりぎっちょの謎

 五月人形にときどき「ぶりぶり」というものがでてきます。

  江戸時代の中ごろに書かれた「和漢三才図会」という本にも、写真と同じものが図解でのっていますが、「いにしえにはなきものなり・・」とあり、いったいいつごろのもの?と思ってしまいます。

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 写真のぶりぶりの、車輪と棒を抜いたものが本体で、元は、これにひもを通して畑をならした道具であるとか、ひもにつるして矢の的にしたとか、ホッケーのように棒をさして玉を打つものだったとかいろいろな用途があったようです。

それぞれが本当にあったようで、なぜ、このラグビーボールのようなものがこのようにいろいろな道具に使われたのかわかりません。しかも、それがなぜ写真のように車輪をくっつけて子供のおもちゃになったのか、また、後にはお正月の飾りとして使われるようになったのか、謎は深まるばかりです。

  棒をさして玉を打つのは「ぶりぶりぎっちょ」といって、「碌毒毬杖」、「振り振り毬杖」とも書き、「ひだりぎっちょ」の語源とも言われています。

  「ぶりぶり」は本来、お正月の飾りだったのですが、五月節句にもときどき用いられます。魔を払うとして縁起のよいものだそうですが、姿もかわいらしく、品のいい飾り物ですね。

※「和漢三才図会」「古事類苑」「大言海」「貞丈雑記」参照

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