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緑の手袋

 五月人形の大将の手は、たいてい緑色をしています。これは何?

これは「ゆがけ」という手袋なのです。
鹿革でできた手袋なのですが、弓を射るとき右手にはめるもので、現在も弓道で用いられます。五本指だったり、四本、三本のこともあります。

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人形では両手にはめていますが、これは主に馬に乗るときにしたようで、「一具ゆがけ」とか「諸ゆがけ」といわれました。手綱を持つために、馬に乗るときは左手にもはめたのですね。
ゆがけとは「弓懸」と書きますが、鎌倉時代までは単に「手袋」と言っていたようです。また、「はめる」ではなく、「ゆがけをさす」と言っていました。

ゴルフのときに左手に手袋をしますが、似たようなものでしょうか。現在のゆがけはもう少しごつい感じのものです。

写真は名人・三代目昭玉作「東海の覇者」(正頭)
「東鑑」「貞丈雑記」「新選古語辞典」

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