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「具足(ぐそく)」って何?

  「具足って鎧のことです。」
というのは、半分合ってて、半分間違いです。中には 鎧の前に置いてある毛の生えたクツとスネアテのことだと説明されるお店もあるよう ですが、これはほとんどハズレです。

辞書で「具足」を引くと
①充分備わっていること 
②所有すること、連れて行く こと
③道具・調度、武具・甲冑

というふうに載っています。

 「茶の具足」という表現がありますが、これは、お茶の道具一揃いという意味で、 要するに具足とはお道具一揃いという意味なのです。  

お節句にお飾りいただく鎧には普通、籠手(こて)や大袖など取り付けられていますが、実際の鎧にはこれらはばらばらになっていて、着用するたびに結びつけたものでした。ですから、「具足」とは武家にとっては甲冑一揃いのこと、兜から鎧、クツ までたくさんの部品をひとまとめに呼んだものだったのです。

 半分合ってるというのはそういう訳で、武家にとっては具足は甲冑そのもの、茶道 の世界では茶道具一揃いを指したものなのです。
 クツとスネアテをこう呼ぶのはほとんどハズレというのは、籠手や面頬などを含め て「小具足」と呼んだこともあって、少し合ってるからです。

※「新選古語辞典」「義経記」「源平盛衰記」「貞丈雑記」参照

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