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石帯の謎

お雛さまを後ろから見ると、丸い石がついた黒い革ベルトがついたものがあります。これを「石帯(せきたい)」と言います。これは、いったい何?

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  もとは西域(中央アジア)から中国に伝わり、日本に伝わったものと言われています。束帯を着る時に使います。裾を引きずらないように背中にまとめるとき便利ですが、そのためだけにあるのかどうか・・・ よくわかりません。

  これも、位や儀式の軽重によっていろいろな定めがあります。ベルト本体は牛革を漆で仕上げたものですが、これに、全部で11個の石がつけられ、これによって石帯とよばれています。
  三位以上は玉(ぎょく・きれいな石)、四位以下ははメノウや犀角(牛の角?)などが用いられ、大切な儀式には四角(巡方)、通常は丸い(丸鞆)ものが用いられたようです。下の帯に10個、上の帯の端(蛇尾)に1個の1個で、彫刻がしてあるものもあり、これをいくつも用意するのは大変だったでしょうね。

  写真は白い石で、丸と四角が使われていますが、これは通用帯と呼ばれ、重要な儀式にもふだんにも用いられた重宝なものだったようです。
  裾が、袍の下からのびたままになっています。この裾を、御所の手すりにかけて座っている姿が源氏物語絵巻に描かれています。外を歩く時は、これを石帯にかけて引きずらないようにしたんですね。

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