お供えの人形はなぜあんなに小さいの? の最近のブログ記事

 三人官女や五人ばやしは、お内裏さまに比べてずいぶん小さく作られています。尺度が違っているみたいですね。
これはなぜ?

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 これは、お雛さまはもともと男雛女雛の二人だけだったことが原因なんです。中世以前の、紙や布でできた簡素なものに始まって、次第に立派なお内裏さまになり、江戸時代になって初めてお供の人形が作られるようになったんです。

 お内裏さまは子供が生まれたときに贈られるのに対し、お供の人形は、その子がお嫁入りするときに作られたんですね。
お嫁入りのとき持たされたお道具(箪笥や長持ち、駕籠や茶道具など)のミニチュアをつくり、それらの道具に携わる人々の姿を一緒にこしらえてお雛祭りのときに飾ったのが始まりなんです。お道具に合わせて作られたので、小さなものになったんですね。

 お道具の中にも、大きさのおかしいものがあります。 箪笥長持ちに比べて、重箱や菱餅・三方などはずいぶん大きくなっています。これは、箪笥や長持ちとは成り立ちが違うからです。たんすや長持ちは、お嫁入りの道具のミニチュアとして作られていますが、重箱や三方は、もともと、お雛さまにお料理やお神酒、菱餅などをお供えする本物のお道具なのです。

官女さんに比べてお内裏さまはでかすぎる!
なんて言わないでくださいね。

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