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十二単の謎

十二単というのは不思議な言葉で、いったい、どこからどこまでが12枚なのかよくわかりません。普通、お雛様は1枚か2枚しか単は着ていないのに・・・・・

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 まず、「十二単」という言葉ですが、これは「12枚の単(ひとえ=裏のついていない衣)」という意味ではなく、12枚の合わせ(袷=裏のついた衣)と1枚の単という意味なのです。つまり、ここでもう、13枚の衣装という訳ですね。
 平安時代の初めころまでは、正式の場に出る装束は、白い小袖に緋袴(神社の巫女さんの姿を想像してね)の上に単を1枚、その上に12枚の合わせを着ていたのを十二単と呼んだそうなんです。これが後に、五つ衣・表着・唐衣の組み合わせに変遷したのですが、十二単という言葉だけが残って、今もそう呼ばれているということです。
 でも、12枚の合わせではなく、呼び名の通り12枚の単を着ていたんでは?という方もいて、確たるところはわかりません。いずれにしても、12枚の衣装を着ていたことは間違いなく、後に枚数が変わっても呼び名だけが残ったというわけです。
 紫式部は、とてもおしゃれに関心があったようで、源氏物語や、ことに紫式部日記には十二単の衣装の色や柄、かさねの色目など、何度も細かく描写しています。
衣装の色の組み合わせ(かさねの色目)には「紅の薄様」「紅梅匂」「楓紅葉」「雪の下」など、たくさんの名前がつけられ、季節や場所に応じて楽しんでいたようです。
とても格調高い感じがしますね。

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