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犬張子の謎

平成13年12月3日の新聞に皇后様が愛子様のお守りに「犬張子」を贈られた記事が載っていました。

この「犬張子」、どんな形なのでしょうか?

 よく、お宮参りに用いられる猫のような形の犬張子がありますが、それとはちょっと違います。

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 お伽犬とか、犬箱、犬筥と呼ばれるもので、足はなく、胴体の上半分がふたになっていて、中に物が入れられるようになっており、和紙を貼り重ね胡粉や金箔を施した表面に、松竹梅や鶴亀などをおめでたい文様を彩色した、きれいな可愛らしいものです。

普通は二体一組になっています。中には、お札を入れたり、切った爪をいれたりしたようです。

  昔から犬は魔よけとしてよく用いられ、小さな子が夢にうなされるとき「犬の子、犬の子」というまじないの言葉などもありました。

神社の狛犬も魔よけの象徴でしょう。また、栄花物語にも「御帳のそばの、獅子、狛犬の顔つきもおそろしげ也」とあるように、平安時代には、御簾、几帳などが風で揺れるのを防ぐための置物にも使われたようで、身近な魔よけの代表選手であったようです。

 お雛様もお守りの一つですが、小さな犬箱は、そのお雛様のお守りとしてお雛様の脇にもよく飾られます。

 

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