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本頭って?

ほんがしらと読みます。

本物の頭という意味でしょうが、平田郷陽や堀柳女らの人形作家(いずれも重要無形文化財・故人)の方々は木彫りの頭のことを指して言っています。

人形業界では、練り頭(ねりがしら)という量産化を可能にした頭のことまで、「本頭」と呼んでいます。この練り頭は、木粉に接着剤を混ぜた粘土状のものを頭の型にはめて乾燥したものに、何重も胡粉を塗り重ね、目を入れたり髪を植えたり したものです。

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 現在は、これらの「本頭」はごく一部になり、型に石膏を流し込んで 作った「石膏頭」がほとんどです。この「石膏頭」すら、「本頭」という業者の方もおられますので注意が必要です。

石膏頭が悪いわけではありませんが、精巧に型が取 れるため、均一な出来上がりで量産ができるので、一つ一つの表情の違いというものがほとんどありません。
はずれがないかわり、面白味に欠けるというくらいでしょ うか。

 神技のような頭師(かしらし=頭彫りの職人さん)が、ほとんどいなくなってしまったのは寂しい気がします。

味のある「本頭」が見たいものです。

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