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お飾りの謎

お内裏様の左右にときどき置いてある黒いおヒツのようなもの。
あれは一体、何?

円筒形のものと、六角形のものがあります。

これが入っている箱には、「行器」「貝樋」、中には「保貝」と書いたものもあります。「行器」は、ホカイと読みます。「貝桶(かいおけ)」はご存知の方も多いでしょう。貝合わせ(注)を入れる入れ物です。では行器とは何でしょう。

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実物の大きさも貝桶と同じくらいですが、この円筒形の容れ物は、実は、お弁当やお酒、ちょっとした小物を入れて持ち運ぶための道具なのです。

これに対して貝桶は、貝合わせを入れるためだけのもので、正確には八角形で印籠蓋、二段になったものと、段になっていないものとあります。そして、必ず、二個一組です。

「保貝」は完全な間違いです。
多分、行器を貝を入れるものと勘違いして文字をあてたものでしょう。

注)貝合わせ
ハマグリの内側に金泥や金箔を施し、その上に花鳥風月を描いたものです。
一つの貝の両方に同じ絵を描きます。

貝競べという遊びから始まったようですが、後には遊びというより神事に近く、貝合わせを始めるときには、八坂神社など宮司さん達の立ち会いのもと厳かに行われたようです。

貝の数には定めはなかったようで、300~500対くらいのものが多かったそうです。

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