2009年10月アーカイブ

お誂え 「振々」 平成19年 名古屋市

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 「ぶりぶり」とか「ぶりぶりぎちょう」と呼ばれる、おもちゃというかお正月の飾り物です。
「謎々文庫」や「お蔵草紙」にも同様のものが載せてあります。

農具といわれたり、「儀杖」の名のように毬を打つ道具といわれたり、おもちゃだったり謎の
多いものです。小笠原流弓術では「振々式」といってお正月の四日、十七日に、この「ぶりぶり」の本体の部分だけを吊して的にする儀式が今もあるようです。また、お茶などをたしなまれる方は、香合などにときどき使われているのを見かけられるかもしれません。

 弓術の的としては「梅」「桜」「柊」が素材として使われるようですが(音が良いため)、これは「桧」でこしらえました。

名古屋城本丸御殿の再興を祈念し、名古屋城所蔵の「竹林豹虎図」を基に「松竹梅に豹虎図」といたしました。

よくわからないものながら、なんだか良いものです

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 祭神と申し上げていいのでしょうか、平田篤胤の姿を人形にこしらえさせていただきました。お顔も青年時代の肖像画をもとに作りました。

お誂え 「屏風」 平成15年 名古屋市

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伊勢門水の絵を屏風にお仕立てしました。お部屋にこんな屏風があると素敵ですね。
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          冠                           でんでん太鼓

 冠とでんでん太鼓の製作。数百年ぶりの作り替えということで、後世に恥ずかしくないものをと慎重にお誂えさせていただきました。
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 前出の神功皇后ですが、これは珍しく馬に乗った姿です。全体的な修理と小道具、部品の欠損を修理しましたが、人形、馬などとてもよくできたお人形でした。

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お祭りに用いられるお人形で、このとき初めて知った人物でした。中国伝説の道士で、江戸時代の絵をもとに作りました。

お直し 「市松」 平成11年 名古屋市

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              修理前                        修理後

 大正以前と思われる市松人形のお直し。お顔の汚れ、手指の欠損、着物の新調など承りました。髪もきれいにして、お人形もうんと若返りました。
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          貝桶                            貝合わせ

 本物の貝桶と貝合わせをお作りしました。製作に当たって徳川美術館様はじめ多くの方に教えをうけました。

ある古美術商の方には、たぶん製作されるのは、戦後初めてではないかと言われました。貝合わせは藤原阿南画伯にお願いしました。

お直し 「お雛様」 平成10年 名古屋市

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             修理前                            修理後

 明治以前のものと思われますが、お預かりしたときはほとんど人形の形がありませんでした。お顔は卵のからのように胡粉の部分だけが残っているのを集めて復元しました。

衣装や刺繍など素晴らしいものでしたが痛みがひどく、よく似た裂地で再現することにしました。当時の雰囲気がよみがえり、私どももとても勉強になりました。

お誂え 「祭車」 平成10年 三重県

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          祭車                    後方より

 日本一やかましいと言われる、桑名の石取祭の祭車のミニチュアです。高さ50cmほどです。すべて木製で、車輪、彫刻、幕など楽しい苦労でした。

これがきっかけで魅せられて毎年祭り見物にうかがいます。本物の祭車は動く美術品といっても過言でないものがたくさんあります。

お直し 「紙雛」 平成10年 名古屋市

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 江戸時代のお雛様です。古いかたちのもので、紙雛とあります。現在の立雛と似ていますが、これは自立しません。

お顔は動くようにできていて、とてもいい仕事がなされています。手にとって撫でたりして持ち主の厄を移すという、お雛様本来の姿なのでしょう。頭、結髪などお直しさせていただきました。む

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           神功皇后                         箱書き

 江戸時代の五月人形です。全体に少しずつ修理が必要でした。ことに小道具、矢羽根など欠損が目立ち、手直しをさせていただきました。神功皇后と武内宿弥は当時よく飾られた五月人形です。とてもいいもので、嘉永三年、京都稜勘の箱書きがあります。江戸時代の五月人形です。全体に少しずつ修理が必要でした。

 ことに小道具、矢羽根など欠損が目立ち、手直しをさせていただきました。神功皇后と武内宿弥は当時よく飾られた五月人形です。とてもいいもので、嘉永三年、京都稜勘の箱書きがあります。

お直し 「鎧」 平成6年 名古屋市

1yoroi_s.jpg   江戸時代の鎧のお直し。高さ1m位のお節句用の鎧ですが、金具の一つ一つにご定紋が彫金され素晴らしいものでした。縅糸が切れたり金具がはずれたりしたものを手直しさせていただきました。

 

お誂え 「馬飾り」 平成元年 愛知県

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                          馬飾り                         鞍   

 お祭りで用いられる神馬のお飾りを作らせていただきました。馬の背に掛ける網は本麻を藍で染めたもので、当時でも作られる方が見つからず苦労した思い出があります。鞍は樫を漆で仕上げました。この他、馬の泥障や幔幕などもお作りしました。