2015年11月アーカイブ

お直し「鳥毛竿頭」平成27年 

神社様の祭礼に用いられる竿頭です。蜂の巣のような木製の半球形の芯に黒鳥の羽根千数百本が植えられています。

芯の部分も漆で塗り替えられ金箔を施され、鳥毛も新しくなりました。

金の玉のついている方が修理前、ないのが修理後です(これからとりつけます)。画像ではあまり違いがわかりませんね。

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お直し「博物館」平成27年

古い雛人形と雛道具の寄贈を受けられた博物館様から修理のご依頼です。

小ぶりなお雛さまで、官女と仕丁のようなお人形8体です。
仕丁姿のお人形は「鶏合(とりあわせ)」の箱書きがあり、闘鶏をしているところです。腰掛けている2体は行事ののようです。ニワトリなどの作り物がないのが残念です。

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頭が取れていたり、手足は手に持つと崩れるくらい風化、装束もさわるだけで破れるほど弱くなっています。しかし、博物館展示ですから新しくするわけにはいきません。わからないように装束は裏から補強、頭や手足をくっつけ、多くの欠損している箇所は残っているところから少しずつ桐塑と胡粉で「生やし」ていくようなやり方で時間をかけて再生していきました。なんとか展示に耐えられるようになったのではないかと思います。展示される日が楽しみです。