お雛さま

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    今年もたくさんのお雛さまができあがってきました。

    お雛さまをお選びになるとき、若いお母さまによく「かわいいお顔」のお雛さまと言われる方がいらっしゃいます。ネットなどでときどき見うけられる「赤ちゃんのような可愛いお顔」と謳われるお雛さまの中には、確かに可愛いものがよくありますし、ベビー服など赤ちゃんのために買われるものはとにかく可愛いものばかりなので、そう考えられるのも無理はありません。でも、お雛さまは、赤ちゃんのときにお求めいただくのですが、本当は「ベビー用品ではない」のです。

    実は、お雛さまを製造する、あるいは扱うお店には2種類あって、そのひとつは「ベビー用品」として扱うお店と、もうひとつは「お節句の調度品」として扱うお店です。ベビー用品系のお店では、とにかく「赤ちゃんのように可愛い」を前面に打ち出します。一方、「お節句品」として扱うお店では「完成度や永年性」を考えます。

    お子様が赤ちゃんでいられるのはほんの2~3年、すぐに「こども」になり、そこから何年かすれば「おとな」になります。お雛さまを飾る期間は、実は圧倒的におとなになってからの方が長いのです。ベビー用品としてのお雛さまは長期間飾ることを前提にしていないので、お子様が赤ちゃんから子供になるころには飾られなくなってしまいます。それで、どんなにコンパクトなものでも、飾れなくなったとたんに「邪魔者」になってしまいます。

    節句品としてお雛さまを扱うお店は、そこを常に考えています。流行に左右されない、可愛くかつ上品な、完成度の高いお雛さまをお客さまにご提案します。長く、大切に毎年飾られるお雛さまを邪魔者のように考える方はいらっしゃいません。

    写真はいろいろなタイプの優れたお雛さまです。手のひらに入るような小さなものから伝統的な段飾りまで、お客様のご要望にお応えしお客ごとにお誂えいたします。お気軽にご来店いただき、お手にとってご覧ください。