五月人形 売り出します。

     2月もあとわずか、店内に五月人形を展示いたしました。3月3日まではお雛様も並べております。

     流行のない、上質なお節句飾りをご覧いただけます。

     当店は他店様とは少し品ぞろえが異なるかもしれませんので、ご了承ください。その内容と理由を記します。

    ➀戦国武将の鎧兜は扱いません。

    {理由}端午の節句飾りは「縁起物」です。より多くの敵を打ち負かした戦国武将の鎧兜は、負かされた相手からすれば憎い相手となります。従って、そうした怨恨を含んだ兜を節句に飾ることは江戸時代でもありませんでした。本来はお子様用に新しくデザインして製作するのが良いのですが、とんでもない費用がかかりますので、当店ではなるべく少量多品種で製作された「だれのものでもない」、お子様用の鎧兜をお誂えしたいと考えています。もちろん、大人が尊敬する戦国武将の兜を趣味として飾るのは何の問題もありません。

    ②いわゆる「収納飾り」は扱いません。

    {理由}収納飾りには「櫃(ひつ)」がありません。オプションですが、家紋をお入れする場合この櫃がないと入れられません(蒔絵師が本金で描きます)。また、最大の理由は他のどんな飾り方でも、「収納はできる」からです。櫃にあたるものを何倍も大きくして極めて小さな弓太刀や屏風もその上に載せる飾り方は、あまり格好いいとは思えません。また、この収納箱は必ず屏風とセットになっていて、質のいい屏風や弓太刀を使うこともできません。

    ③着用鎧、兜は扱いません。

    {理由}着用に作られた兜や鎧は、お子様が着られるように軽く安全にできています。これは、飾るためではなく「着る」ためにできていますので、節句のしつらえとしての用をなしません。もちろん、着られるくらい大きな兜はございます。しかしながら、重くて危ないので着ることは避けていただきたいのです。写真館さんへ行くと、記念写真用に着られる鎧や兜を無料で貸して下さるところがありますので、ご利用ください。

    ④ケース飾りは扱いません。

    {理由}危ないからです。また、もっともかさばる飾り方でもあります。震災などで棚の上に飾ったケースが落ちてお怪我をされた例があります。飾るのは箱から出すだけなので簡単ですが、それ以外に利点を見出せません。飾るときもしまうときも同じカサで、なおかつ、ケースに取り付けてあるものが多く、たいへん安直な作りのものが多いのもこのケース飾りの特徴です。