端午の節句

おひな祭りを終え、お店の中は五月人形一色になりました。どうぞお出かけください。

今年はしばらくの間、失礼かもしれませんがマスク姿で接客させていただきます。ご諒承ください。入り口には消毒液もご用意しております。出入りの際にお使いください。

当店では、一般のお店様と違って、扱っていないものがいくつかございます。その例と理由をあげさせていただきます。

 

①戦国武将のヨロイ・カブト。

②収納飾りと呼ばれているもの

③着用カブト

④ゲームやコミックで出てくるようなヨロイ・カブト

などです。

「理由」

①有名な戦国武将というのは、より多くの敵をやっつけた方々です。お節句の本来の意味は健やかに、立派に育つのを「祈る」こと。つまり、「厄除け」なのです。戦国武将の鎧兜はご本人はヒーローかもしれませんが、相手方から見れば憎いかたき、つまり、最初から「厄」を一部に負ったものなのです。ですから、江戸時代には節句飾りには絶対に用いられませんでした。また、戦国武将兜は独特なかたちのものが多く、汎用性がありません。したがって、価格の割に作りのあまり良くないものが必然的に多くなります。節句飾りの本義は、「だれのものでもない、お子様のためだけに作られたもの」を、祈りを届けるために祀り飾ること。ですから写真のように当日にはお供え物を供え、お祝いをしたあとで皆さんでいただくのです。

②多くのお店様で「収納飾り」と言って、兜、屏風、弓太刀が全部中に入る大きな箱台の飾り方のものです。全部、台の上にのせるので弓太刀はきわめて小さなものになり、屏風は台とセットになります。写真のような足のついた「兜櫃」とはまったく趣の異なるものです。鎧兜には足のついた「櫃」が必須です。また、当店ではほとんどの屏風はちゃんと「表具」されたもので、ベニヤ、ボードをチョウツガイでつないだものはあまり扱っていません。

③一般に着用カブト(ヨロイ)と呼ばれるものは、お子様が安全に着られるように軽く、金属部分も少なく作られています。当店では、「節句のお祝い」のための鎧兜を中心におあつらえしていますので、着て遊ぶためのものはその意味から外れるので扱っておりません。これをお求めになられる方は、別にもう一つ節句飾り用の兜が必要になります。写真館さんでお節句のお祝いの写真を撮るとき、無料で貸して下さるところも多いようです。

④変わった形状のヨロイ・カブトがときどきあります。お好みですので否定はしませんが、当店では扱っておりませんのでお許しください。