大西人形本店

江戸木目込

 藁や木の胴に衣裳を着せ付けた衣裳着の雛人形と違い、木目込は桐の木の粉に糊を混ぜて粘土状にしたもので型をつくり、布地を表面に施したものです。元は京都で発祥した、木彫りの胴に布地を貼り付けた賀茂人形が江戸に伝わり、木目込人形として発展したといわれています。

金林真多呂、原米洲、原孝洲、柿沼東光、松崎幸一光、鈴木賢一など東京を中心に多くのメーカー、職人がおります。
松崎幸一光作「煌」

松崎幸一光作「煌」

小ぶりのお雛様ですが、袖や裾など木目込とは思えないほど柔らかで複雑な装束を表現しています。

鈴木賢一作「天祥」

鈴木賢一作「天祥」

上品で存在感のある姿はさすがです。埼玉県の無形文化財に指定されています。

原孝洲作 古典巻袖雛

原孝洲作 古典巻袖雛

初代 米洲(無形文化財)のかたちを踏襲した古典的で可愛らしいお雛様です。

大久保寿峰(頭師:川瀬健山)

松崎幸一光作 ひいな三段飾り

小さなお雛様に官女をつけて三段飾りにしました。お道具もミニサイズですがちゃんと引き出しもあけられる手の込んだ作りです。台が箱になって中に全部しまうことができます。

柿沼東光 「弥生」

柿沼東光 「弥生」

小さな小さなお雛様です。正絹の衣裳、本漆塗りの台など小さいけれど本格的。

野村嘉光作 「立雛」

野村嘉光作 「立雛」

一般的な立雛の姿ですが、存在感・完成度を与えるのはとても難しいものです。なんのてらいもなく自然な出来上がりで、永くお飾りいただけるお雛様です。