2015年4月アーカイブ

和風総本家 龍頭

 龍頭=たつがしら と読みます。今夜、三重テレビの「和風総本家」で、この龍頭を彫る職人さんがとりあげられていました。
 いつもお客様にお勧めするときに、この龍頭のことも必ずご説明するのですが、なかなかわかっていただけないことの多いパーツです。こうしてテレビで紹介されるととてもありがたいですが、この龍頭をつけることのできる甲冑師さんというのも負けずおとらずすごい人なんです。龍頭の職人さんの後に真鍮の鈴の職人さんがとりあげられていましたが、兜のクワガタも真鍮製で鈴と同じように叩いて締めて、刻印を施し、ハサミで切ってヤスリをかけるなど同じような工程で作られます。ひとつひとつが神業のような工程を経て生み出されるのに、そんなにべらぼうな金額というわけでもありません。ばかでかいアルミ合金の兜と合板に龍を印刷した屏風の節句飾りを飾るなら、小ぶりでもこうした本質的に「良い」兜をひとつ飾っていただいた方が、同じくらいの金額でもお客様にとってずっとよろしいのではと考えています。

 この龍は粟生の光明寺様の欄間の龍がモデルといわれています。
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そなえる

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 節句は昔は「節供」と書き、節会の供え物、供え物をする節会の意味でした。お雛様は人の姿をしているので供え物をするのにあまり違和感はないようですが、五月の節句飾りに供え物は結びつかない方が多いようです。
 御節句に鎧や兜を飾るのは、男の子の誕生や元服のときに神社などに「無事に、立派に育つように」の願いをこめて奉納したのがもとで、ですからこのようにちまきや柏餅をお供えします。
 親の心は1000年前も現代も変わりませんね。
 

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