五月人形の「重箱のスミ」⑥

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今日は端午の節句。私の町内には美濃忠さんと吉原雀さんという2軒の和菓子の名店があります。その、初かつをと粽。ありがたさに涙、いや、涎が出ます。いずれも季節限定です。
端午の節句といえば、鯉のぼり。鯉のぼりの歌に「大きな真鯉はお父さん、小さな緋鯉は子供たち~」とあります。そう、昭和30年代までは鯉のぼりは「真鯉」と「緋鯉」だけだったのです。その頃、ナイロンの鯉ができて青や緑が加わり、赤い鯉がお母さんになりました。家族の象徴のようで、お子さまにとって誇らしく嬉しいものです。
さて、近年、川などにたくさんの鯉のぼりが「下げ」られるようになりました。鯉のぼりは、大きな幟の先に天に跳びあがるかのごとくくくりつけられたのが始まり。鯉が滝を登って龍になるという故事から始まったものですので、やはり、鯉のぼりは天に届くように「あげる」のが気持ちがいいですね。
「重箱のスミ」も今回が最後です。どうぞ楽しいお節句を!
当店は6日から8日までお休みとなります。
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