連載 重箱のスミ ⑨

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平緒と太刀のこと その二

 太刀はありませんが、平緒がつけられている例

 男雛の腰のところからきれいな帯が下がっています。これが平緒です。太刀を下げるためのもので、太刀はついている紐でこれにくくりつけられ帯の端をこのように前に垂らします。太刀をしまうとき、この平緒についたまましまわれることもあります。つまり、平緒と太刀は一体のものであり、太刀なしの平緒、あるいは平緒なしの太刀はありえないことになります。しかし、これも、人形の場合、平緒がないとなんとなく寂しいので、太刀を佩かない場合でも平緒を付けることがあります。組紐や色とりどりの織物で美しいものです。

能や狂言の装束でもこの平緒のような帯が同じように下げられていますが、これは平緒ではなく帯と呼ばれています。 ーつづくー

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これまで、いくつかの和文化カルチャースクール様、ロータリークラブ様、徳川美術館様、業界団体様、中学の授業などでお話させていただいています。

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