大西人形本店

屏風

 かつては六曲一双(六曲屏風が二本一組)が一般的だったのですが、折り曲げる分、余計にスペースをとるので三曲のものも増えてきました。
ベニヤ板に絵や刺繍をほどこした物と、本式に表装したものがあります。とても多くの種類がありますが、基本はお雛様に合うかどうかです。
ごく一部をご紹介します。
京製 本表装「御簾屏風」

京製 本表装「御簾屏風」

御簾(みす)と花紋を手描きであしらった格調高い屏風です。

箔押屏風

箔押屏風

最も一般的な屏風です。

三曲屏風 京製本表装 遠山

三曲屏風 京製本表装 遠山

連なった山々は昔から 「子孫が繋がる」 といわれ、縁起のよい柄としてお節句やお祝いの場に用いられてきました。

三曲屏風 本表装 砂子箔

三曲屏風 本表装 砂子箔

上質の和紙に金箔を砂子のように振った屏風です。上品で、どんなお雛様も引き立てます。

お雛道具 ぼんぼり(雪洞)

 『あかりをつけましょぼんぼりに~』と唄にあるように、飾っていただいたお雛様に夜、明かりがともるとなんとも言えず嬉しいものです。ぼんぼりの火袋のかたちは桃の花のつぼみといわれ、台の凹凸は菊の花を表して「菊灯」と呼ばれます。お祝いの席にはこの菊灯が用いられます。また、円い円盤のついた「短檠(たんけい)」という古典的な灯台や、平安絵巻にも出てくる燭台などお人形に合わせてお選びいただけます。
ぼんぼり

ぼんぼり

サイズや形など、お雛様に合うぼんぼりをお選びください。

桜橘

 お雛様の両脇に飾られるものですが、桜橘と紅白梅があります。これは、京都御所が応仁の乱で焼失するまではお庭に紅白梅が植えられており、再建された後は桜橘が植えられたことに由来するといわれています。
見落とされがちなものですが、商品によってずいぶんと差のあるもののひとつです。良くできたものはお雛様全体を一層上品かつ華やかに演出します。
京造花司 雲上流 桜橘

京造花司 雲上流 桜橘

いろいろな祭礼や舞妓さんのかんざしなど、京都の造花はきわめて精巧に発達しました。全体を見ても細部を見ても美しい桜橘です

京造花司 雲上流 桜橘

京造花司 雲上流 桜橘

いろいろな祭礼や舞妓さんのかんざしなど、京都の造花はきわめて精巧に発達しました。全体を見ても細部を見ても美しい桜橘です。

京造花司 雲上流 桜橘

京造花司 雲上流 桜橘

いろいろな祭礼や舞妓さんのかんざしなど、京都の造花はきわめて精巧に発達しました。全体を見ても細部を見ても美しい桜橘です。

>桜橘のいろいろ

桜橘のいろいろ

お雛様に合わせて形や大小さまざまなお花がございます。

紅梅白梅

紅梅白梅

蚕の繭玉でできた花びらや、胡粉で梅のつぼみを表した細かな細工のお花です。

雛道具

 御所車にのる十二単のお姫様を想像したり、タンスの引き出しをひとつずつあけてみたり、お雛道具には女の子の夢がいっぱいつまっているようです。
主に静岡で作られる木製の雛道具は、木地師、塗師、蒔絵師など多くの熟練の職人たちの手を経て完成します。流行のない古典的なお道具は大人になっても楽しむことができます。
菊花盛上 三宝菱餅揃い

菊花盛上 三宝菱餅揃い

親王飾りに主に用います。杉の美しい木目がお雛様を引き立てます。

極上塗 三宝貝桶揃い

極上塗 三宝貝桶揃い

親王飾りに主に用います。貝桶はお嫁入り道具の最も重要なものとされ、常に嫁入り行列の先頭を大切に運ばれました。

貝桶・行器(ほかい)

貝桶・行器(ほかい)

角形で皿がついたものが「貝桶」、円柱型で足の付いたのが「行器」です。貝桶は貝合せをいれる桶、行器は衣類をいれたり出かけるときに食物やお酒をいれて運ぶ入れ物です。どちらもお雛様のお道具としてよく用いられます。

貝桶と貝合せ

貝桶と貝合せ

金箔押しに手描きで花が描かれた「花貝合せ」のついた貝桶です。実際に遊ぶことができます。小さいけれど本物のハマグリで、同じ花同士でないと合わさりません。

掛盤膳(かけばんぜん)

掛盤膳(かけばんぜん)

足に枠のついたかたちのお膳を掛盤膳といいます。上に載っているお碗類はちゃんとフタもつき、ひとつひとつ並べて遊べます。お碗の形で中に盛る物が決まっています。楽しいです。

嫁入り道具 油単付

嫁入り道具 油単付

本当は、三宝や高坏などは「お膳類」、たんすや長持御所車など食べ物を盛る道具以外を「嫁入り道具」と呼びます。これは一般的には三段飾りによく用いられる嫁入り道具で、タンスの引き出しは開きますし、茶道具はひとつずつ取り出して遊べます。古典的な唐草蒔絵で、絵柄が切れずにつながっているため縁起の良い柄として最もよく用いられています。
御所車・御駕籠のついたお道具揃いもございます。

犬筥(いぬばこ)

犬筥(いぬばこ)

赤ちゃんのお守りとして千年以上の歴史を持つお守りです。今でも、美智子皇后様はお孫さんに贈られています。中にお守り等入れられるようになっています。