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「端午の節句 茶話会」と「お香のワークショップ」のお知らせ

 

端午の節句が近づいてきました。

「端午の節句って、なんだっけ?」という方も多いと思います。いえいえ、お節句もいろいろありますが、中でも一番古くからあるといわれているのが、この端午の節句なのです。紀元前数百年前からあることがわかっています。

というと、かたいお話かと思わるでしょうが、2千年以上も続いているというのは「楽しいから」に違いありません。あの清少納言さんも1千年前に「節句は端午がいちばんよ!」と断言しておられます。

そんな楽しい「茶話会」と、端午にちなんだ「お香のワークショップ」を開催します。

どうぞご参加ください。

🔶 茶話会 4月22日(月) 10時~12時

会費:2000円(茶菓付)

🔶 お香のワークショップ

4月27日(土) 午前の部 10時より

午後の部 13時より

会費:7000円(お香はお持ち帰りいただきます)

※お申込みは 大西人形本店まで

電話かメールでお願い致します。

電話 052(231)4104

五月人形 人形屋の楽しみ

二つの写真、人形と兜は同じものですが、まわりのものによってずいぶん印象が変わります。

お客様ごとにこうしてコーディネートを一緒に考えるのが人形屋のしごとのひとつです。セットにしておいて、「お好きなものを選んでください」というのは楽なのですが、ご家族みなさまがこんな風に考えてお選びになったという「ものがたり」を五月人形に添えていただきたいと思っています。また、同じ「兜」でも、屏風など周囲のお道具類で価格や飾るスペースもずいぶん違ってきます。

まず、中心となる鎧・兜やお人形、それをどんな風に飾るか、これは洋服やアクセサリーのコーディネートを考えるときと同じ感覚の楽しい作業です(私たちにとっても・・)。

五月人形

ただ今、五月人形の展示販売の真っ最中です。

五月人形をお考えの方にご案内です。

【一般的なことがら】

①お子様の母方のご実家様が購入されるのが一般的です。もちろん、父方の親御様やお子様のパパママが購入される場合もございます。(便宜上、お子様のご両親をパパママと呼ばせていただきます。)4月中旬くらいまでに贈られるとよろしいでしょう。あまり遅いと、父方様が心配をされます。

②父方様がお節句のお祝いを催します(一般論です)。父方様の節句のお祝いですので、どんな五月人形を贈ったらいいのか、購入の際に少し気を付けた方が良い場合があります。母方のご両親様もご招待されますが、五月人形を贈られている場合は特にお祝いの品などを持参する必要はありません。ご親戚、ご友人などはお節句のお祝いの品を持っていかれるとよろしいでしょう。

③お選びになるとき、どこに飾るか、は大変重要ですが、絶対的条件ではありません。将来お家を建てるとか、少し広いお家にかわる計画のある方は最初から小さなセットを購入されると、物足りないことになる場合があります。最も大切なのは「本体」ですので、本体は吟味して選び、屏風や台がかさばる場合はお家がかわってから購入するという選択肢もあります。パパの五月人形の屏風や弓太刀を使うこともできます。

④大人になってもお節句の飾りに用いるものですので、流行色の強いものやベビー用品のようなものは避けられるのが賢明です。(ときどき、小学校に入るまでとか、飾る期間についていろいろ言う方がいらっしゃいますが、「お子様の生涯」にわたってお節句のしつらえとして飾るものです。これは、節句飾りの基本中の基本です。)

⑤従って、「様式」にのっとったお飾りをお選びになるのが無難です。節句行事は伝統的な文化ですので、一般的な様式から外れると意味をなさなくなります。この点について、お店によって考え方はまったく異なります。ネット情報はこうした点に関してあまり役に立ちません(この文章もネット情報ですが(笑))。

⑥写真のご説明。最初のは小さな兜ですが、かなり手の込んだものです。櫃(ひつ)にはムクの黒檀材を用いています。2番目は豪勢な「座敷幟」を背にした本格的な鎧飾りです。旗類にはご両家の御家紋が入ります。3番目は一般的な兜飾りですが、節句のお供えができるよう三宝などが添えられています。4番目は桃太郎の節句飾り。小さなものですが、名工の作ですので存在感のあるお飾りです。最後のは「御家紋」の入った兜櫃です。手描きでお描きしますので、数万種類あるといわれる家紋をお入れすることができます。お子様の紋をお入れします。

 

以上、反発されることが予想されることがらもあえて書かせていただきました。特に①、②の部分はママが中心になってお選びになる場合、「家に嫁いだわけではない」とご不興をかうことがあります。でも、現実には毎年多くのご両家様から相談をお受けする内容です。かなり勇気を出して書いています。

お節句のお祝い、特に初節句のお祝いはパパママご両家のご両親様にとっても、きわめて大切なお祝いです。親子ご家族、ご両家の絆、そしてお子様の健やかなご成長のために和やかなお節句祝をなさっていただきますよう、心からのご注意を申し上げました。

行ってきました

今年も徳川美術館に行ってきました。

ただ今、当店では五月人形の売り出し真っ最中ですが、ここでは月遅れ4月3日まで雛まつり展を開催しています。

玄関横には端午の節句を思わせる豪勢な三つ葉葵の大のぼり。中へ入ると当店の大きなお雛さまがお出迎えします。

館内は徳川家ゆかりのお雛さま、つまり、わが国最高峰のお雛さまがこれでもかとばかりに飾られています。今年から写真撮影が一部許可されたので撮りまくり。狆を曳いている官女さんとか、いくつもぶら下げられている薬玉などにも目がいきます。こういうものをお客様にご提供できないものかと、いつも考えています。

女子マラソン ご注意

ただ今、店内は五月人形でいっぱいです。3月9日、10日はお求めの方がたくさんいらっしゃいますが、10日の日曜にはウィメンズマラソンで名古屋が東西に分断されます。

当店のすぐ東を南北に走る伏見通りは10時過ぎから午後3時過ぎまで横断することができません。ご注意ください。

西から(名古屋駅方面)は支障なくご来店いただけます。堀川の五条橋(円頓寺商店街の東端)を東入りしていただければ当店まで来られます。途中にマラソン係員がいますが、大西人形と言っていただければ侵入できます。

大須より南は午後から東西の行き来ができるようです。堀川ぞいに北上していただければ来られます。

マラソンは大好きですが、長時間の交通遮断は困りもの・・・ご一考いただけるといいのですが。

幸せなお雛さま

今日は雛まつりです。お子さまにとってもご家族の皆さまにとってもうれしい楽しいお節句です。

今回はそんな幸せなご家族と、幸せなお雛さまのお話。

写真は数年前、市内の八十過ぎの奥さまから「お預りした」お雛さまです。近々、息子さまのくらすヨーロッパに移住するので、さすがに持っていくことができないので「預かってほしい」とのこと(もちろん、外国語ぺらぺらです😛)。博物館などへの依頼も考えたけど、そんなに大層なものでもないので当店で預かってほしい、ときどき皆さんに見ていただければうれしい、というご依頼です。日本に戻って来られるご予定は?とうかがうと、たぶん帰って来ることはない、けれど預かってほしいというご依頼です。

拝見したら、とても良いお雛さま。そしてなによりも驚いたのが、小さな小さな部品のひとつひとつまで実に大切にされていて、何一つ紛失や破損がないこと。聞けば、奥様が誕生したとき、おじいさまが喜んで京都まで行っていろいろ探して歩いて贈ってくれたものだということです。これを飾るのが毎年の楽しみだったとおっしゃられ、お幸せな暮らしぶりが想像されます。

そして、なによりこのお雛さま自身も幸せでした。

こうした、お雛さまにまつわる「物語」も是非お嬢さんに話してあげて下さい。それが、お嬢さまの成長過程での自信や大げさに言えばアイデンティティの確立にきっと役立ちます。

今日は雛まつりですが、お嬢さまとご家族が幸せであることがお雛さまの願いです。その幸せとともに皆さまのお雛さまも「幸せなお雛さま」になっていくように感じています。

お雛さま

節分も過ぎ、そろそろお雛さまを飾ろうという方もいらっしゃいます。

これからお雛さまを用意しようという方が一番考えるのが、どんなお雛さまがいいのか?よいお雛さまとはどんなお雛さまなのか?ということかと思います。

お店によって揃えているお雛さまはまったく異なりますが、私どもで気を付けているのは「様式」にのっとっているかどうか、です。当たり前ですが、雛祭りは伝統的な行事で、そうでなければだれもわざわざお雛さまを飾ったりしません。伝統的なものには必ず「様式」があります。時代によって変化してもいい部分と、変えたら何が何だか分からなくなる部分とがあります。

画像はシンプルな親王飾りですが、その「様式」にのっとったものです。

雛人形は唐織(からおり)の有職文様の衣装、六曲の屏風、菊のかたちの台のついたぼんぼり、桜橘、三方と菱餅、イ草の親王台、そして赤い緋毛氈(ひもうせん)です。この様式の中で最大限の「調和」と「美しさ」を表現しようとしています。ベビー用品や玩具雛とは次元の異なるお雛さまです。

徳川美術館 雛まつり展

2月1日夜、徳川美術館様ロビーにお雛さまを飾らせていただきました。

毎年のことですが、飾り方に色々な工夫ができて結構楽しみになっています。今年は立親王に九人囃子の供そろい、貝合せや犬筥もそえてにぎやかです。
九十九里のハマグリに本金箔を押して四季のお花を手描きした貝合せ、犬筥は陶胎に本金箔を重ねた上に手描きの吉祥文を描きました。
おっと、肝心のお雛さまは垂纓冠に黄丹の袍の御継嗣の姿です。
屏風は滅多に見られない本金絹地の六曲一双。間口2m40cmの大きなお雛飾りですが、ここに飾らせていただくとまだまだ小さい・・・
明日3日からいよいよ開幕ですが、今年から館内スマホ撮影が許可されるそうです!!おそらく、世界一の人形展。海外からのツアーも組まれるほど有名な尾張徳川家の雛まつり展です。
どうぞお出かけください。

 

 

雛活(ひなかつ)

雛活「ひなかつ」という言葉があることをお客様から教えていただきました。何年か前から言われ始めた「ラン活」から出た言葉でしょうね。お雛さま選びのことだそうです。

まさに「雛活」の真っ最中です。

お雛さまを購入されるのはほとんどの方が初めてなので、さまざま悩んでおられることでしょう。

小さなものですと、写真手前の横幅30センチほど、大きなものですと後ろにあるような横幅120センチほど。さらに大きな150センチ程の七段飾りまでございます。価格も7~8万円から数百万まで。

大きさや価格でいうと他店様と大差ないでしょうが、当店の特色は「ベビー用品的お雛さま」を置いていない点です。どうしても赤ちゃんの時に購入されるので「可愛らしい」ものになりがちですが、赤ちゃんでいられるのはほんの数年。すぐに少女になり、十数年もすると成人です。お雛さまは、そこから飾る回数の方が圧倒的に多いのです。中には「お雛さまは小学校に入学するまで」というお店もあるようですが、まったく間違っています。時季になると色々なところで催される雛人形展で飾られるのは、主にお嫁入りの時に持参され、その後もずっと飾り続けられたお雛さまです。

どんなスタイルのものでも、百年くらいは飾り続けられるものでなければ雛人形とは認められませんし、数年で粗大ごみにするにはSDG’s的に考えてももったいなさすぎます。そのために何が大切かというと「品(ひん)」ではないかと思っています。上品なお雛さまは例外なく「よい素材」「よい技術」「優れた完成度、耐久性」を備えています。なので、生涯にわたって飾ることができます。

どうぞ雛活の一環におでかけください。

あけましてめでとうございます。

あけましておめでとうございます。

新年早々大きな災害が起きてしまいましたが、どうかこれで打ち止めにしてほしいものです。

一日も早く災害に遭われた方々の平穏な日常を取り戻されることを祈ります。

「踏まえます俵の米の数よりも 幸多かれと神やまつれる」千家尊福

皆さまに幸多い年でありますように。

※尊福は、出雲大社の元宮司、政治家ですが、「年の始めのためしとて~」のお正月のうたを作詞した人でもあります。

お雛さま売り出し中です。

お雛さまに大切なのは、一も二もなく「品(ひん)のいいこと」です。どうしても赤ちゃんのときに求められることが多いので、「かわいい」に引っ張られてしまうのですが、そもそも、可愛らしくないお雛さまはありません。

お雛さまは、お嬢様が一生の間ひな祭りのときに飾り、祝うもの、100年間飾れることが必須条件です。そのためには「流行に左右されないこと」「ちゃんとした素材、技術で作られていること」など多くのハードルがありますが、中には5年か10年もてばいいと考えるお店やお客様もいらっしゃって、結果的に数年後に粗大ごみとなってしまうことがふえています。

お店お店の考え方で、扱うお雛さまや雛道具はまったく違ってきます。そんな悲しくももったいないことにならないよう、ちゃんとした考え方のお店を選ばれることがことがお雛さま選びよりも大切かもしれません。

当店のお雛さま~多少のこだわり~

〇 刺繍や金彩の入った装束のお雛さまは当店にはほとんどありません。装束の基本は「唐織」または「錦織」だからです。「絞り」や「友禅」、まして「紬」などはお雛さまの装束としてはありえません。高級品ではそれが「正絹」になりますが、総正絹のお雛さまというのは、木目込人形以外ではほとんどありません。仮に「正絹」と表示されているお雛さまでも、下着や袴まですべて絹というお雛さまはほとんどなく、当店でも最高級品にあたる数点のお雛さまに限られます。※木目込人形は、使われる裂地の枚数も面積も着付け雛に比べると極めて少なくてすむので、総正絹で作ることが容易です。

〇 「屏風」は面積が大きいので、お雛さまの雰囲気に大きく影響します。当店ではほとんどが「表装」された唐紙の屏風です。多くのお店様では、ベニヤ板やMDFという合板に木目を貼り付けたり、プリントや布を貼り付けたものを金属のチョウツガイでつないだものになりますが、屏風というのは、本来「表具師」がひとつずつ仕立てるもので、木ネジで留めるものではありません。手漉きの紙や、雲母を用いた手摺りの唐紙の屏風はそれ自体も上品で美しく、前にあるお雛さまを引き立たせてくれます。

〇 「親王台」という、お雛さまが座っている台があります。畳張りで、前後に「繧繝縁(うんげんべり)」という綺麗な布が貼られています。この繧繝縁こそが、その上にある人形の格を表すもので、源氏物語絵巻などでは人の姿を描かず、この畳のへりを描くだけでそこに誰がいるのかわかるようになっています。木目込人形のような創作人形的なものには畳や繧繝縁を用いないことがありますが、衣裳着の、特に実際の装束に即したお雛様(有職雛系)に「板」の台を用いることがふえてきました。位の低い人は畳に座ることができません。まして、繧繝縁はなおさらです。有職雛系のお雛さまに板の親王台はプロの目から見ると、異様でもあります。そして、その畳に今はほとんどが「和紙畳」と称する黄色い畳が用いられています。この「和紙」とは、コウゾミツマタなどではなく、パルプに樹脂を混ぜたもので、一般の方の思っている「和紙」とはまったく違うものです。できれば、美しいイ草の畳の親王台を用いたいものです。

〇 その他、当店では人形や雛道具のひとつひとつに「ふるい」をかけています。それは、ひとりよがりの思い込みかもしれませんが、すべて、お客様に対しての当店の良心と思っていただければ幸いです。