2010年5月アーカイブ

見本市風景

 おととい、きのうと、来年度のお雛様やお道具の見本市に静岡へ行ってきました。

 装束の着付け方や柄、かさねの色目など、見本をもとに反物を広げながら一つずつ細かくお願いします。お顔や持ち物もついておらず、屏風やお道具は別の職人さんになるので、組み合わせを頭の中で考えながら作ってもらいます。楽しくも苦しい作業です。でも、最も大切な仕事です。

 帰りに浜名湖サービスエリアで、湖の上に浮かんだ月がきれいだったので撮ってきました。大きな月だと思ったのですが、画像では点になってしまいました。

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来年のお雛さまは?

つい数週間前まで、五月人形がにぎやかに飾られていた店内ですが、ご覧のようにすっきりとした展示になっています。

まだ五月ですが、もうすでに来年度用のお雛さまを注文する時期です。

明日から、お雛さまの道具や屏風などの一大産地、静岡に出かけます。静岡は静岡市を中心に昔から木工業が盛んで、雛道具の生産は今でも国内生産の大部分を担っています。ここで多くの職人さんが今週いっせいに見本市を行うのです。また、お雛さま本体の職人さんもたくさんおられるので、全国から業者が買い付けに集まります。

お道具や屏風など、今では中国を始めとする海外製品が多くなりましたが、私どもでは国内の職人さんのものしか扱っていませんので、静岡の見本市は欠かせません。次回は、その様子などもご紹介しようと思っています。

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 5月も半ばなのに、寒い日が続きます。

 人形の職人さんは来年度用に見本作りに忙しいときです。わたしたちも、全国の職人さんをまわり新しい柄の装束やお道具類の注文をする、けっこう重要で忙しい時期です。

 藤の季節が終わると、藤の花房が空に向かって逆さになったような花のつく木があります。 桐の木です。 首相や官房長官がプレス発表のときなどに立つ演説台の前に描かれている模様、「五七の桐」、その基になっている木です。天皇家の紋章は「菊」ですが、「桐」は日本国政府の紋章なのでしょう。「五三の桐」とか、家紋にはよく使われている花卉です。

 もうひとつ余談ですが、桐は漢字で「榮」とも書きます。「さかえる」という字です。きれいな上に、縁起の良さそうな木ですね。

 写真の場所は愛知県産業貿易館のすぐ北の外堀です。ここではもう少しするとホタルが乱舞を始めます。

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五月人形のしまい方

 五月人形のお客様もほとんどお支度をすまされ、五月五日まであとわずかとなりました。たいていの人形店さんはすでにお店を閉めておられるようですが、当店は5日まで営業しております。

 この時期には、出してみたら部品が足らなかったとか、ご親戚のお節句祝に呼ばれたのでなにかお祝のお人形を・・など、急を要するご依頼が多くなります。こうした対応も私たち人形店のつとめであると考えています。中には、岐阜、三重、長野など旧暦でお祝いされる地方から「そろそろ五月人形を用意しなくては・・」とお越しいただくこともあります。

 5月6日を過ぎると、しまい方のお尋ねが多くなります。

まず、「しまう時期」ですが、6日以降のお天気のよい日にしまってください。「お天気のよい日」とは、湿気の少ない日という意味です。6日にしまわなければならないということはありません。本来は節句は旧暦で行われていたものですので、5月中なら、しまうのは早すぎるくらいです。今年の旧暦の端午の節句は6月16日です。

できれば「昼間」にしまってください。明るいときにしまうと、汚れやキズがよくわかります。破損などがあれば、お求めになった人形店に修理などをご依頼下さい。夏の間にきちんとお直しできます。時間の余裕のある日に、ゆっくりしまうことが大切です。

全体によくホコリをはたいてください。

「防虫剤」は、鎧・兜の説明書の指示に従ってください。「入れないでください」と書いてあるものには入れない方がよろしいでしょう。入れる場合でも、1~2個にしてください。ときどき、5~10個と入れられる方がありますが、防虫剤の成分と金属の成分が化学反応をおこし、緑青のようなものが浮いたり、合成樹脂が使ってあると溶けたりします。

お人形、提灯などには防虫剤を入れてください。この場合も入れすぎないように。

五月人形は金属が使われている部分が多いので、できるだけ手袋などを使って金属部分に直接触れないようにしてください。鍬形などに指紋や汚れがある場合には、柔らかい布でよく拭き取ってしまってください。

しまう場所は、なるべく湿気の少なそうな場所にお願いします。

鯉のぼり類は、お風呂などで、ぬるま湯で軽くゆすぐように洗い、陰干しをしてください。金具などなくさないように。

これ以外になにか部品をなくしたり、困ったときにはお買い上げのお店になんなりと相談ください。

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