2015年3月アーカイブ

大将四態

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 四大将。ひとりは桃太郎ですが。すべて表情をかえて作られています。やっぱり幸一光はすばらしい。鎧兜はすべて鈴甲子雄山のものですが、それぞれの雰囲気をよく出しています。
 お客様おひとりおひとりにこの子たちをどんな風に飾るか、お話しながら屏風やのぼり飾りなどを組み合わせていきます。これも楽しいひとときです。

鍾馗さま

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 鍾馗さま四態。後ろの左は62年前、名人「玉秀」こと 沢栗長五郎の作。栴檀の木彫りの頭・手足です。その右の大きなのは昭和の名人「三代目 松崎昭玉」の作、頭は天才・及川映峰の作です。前の二体は現在、第一人者の「松崎幸一光」の作です。
 松崎昭玉は松崎幸一光の叔父、沢栗長五郎は松崎昭玉の師匠で、連綿と続く人形師の系譜がここにあります。
(後ろ二体は非売品。ただ今展示中です。)

お座敷のぼり

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  粟田口清信作の大鎧(大具足)です。木彫欄間のついた御座敷幟に飾り、白馬と虎を添えてあります。江戸時代から続く、端午の節句のしつらえの典型的なものです。
当たり前ですが、本表装の屏風です。表装してあるものを「屏風」と呼びます。(木枠の上に紙や絹を貼って・・・〔広辞苑〕)
  端午の節句は古来より最も重要な節会のひとつとされ、江戸時代ころには男子のたいせつな節句の日となって盛大に祝われてきました。ご家族でお祝いされた記憶はお子様の自信と誇りとなって、生涯、心の支えとなることでしょう。
 店内はすっかり端午の節句に模様替えしました。
 当店の直ぐ東側の「伏見通り」は、若宮通りから名古屋城北まで日中ほぼ横断することができません。高速「丸の内」出口も閉鎖されます。お車でお越しのときは、いったん名古屋駅方面(堀川・桜橋付近)からご来店下さい。当店前の道も進入禁止になっていますが、店名をおっしゃっていただければ入ることができます。どうぞお気を付けてお出かけ下さい。

 平安から鎌倉時代の甲冑は「最も美しい武具」として世界中の美術愛好家の垂涎の的となっています。世界一のコレクターはボストン美術館ともいわれています。必然的に、お節句の鎧・兜はこのころのものを基に作られます。戦国時代の鎧兜を扱うお店も多いようですが、鉄砲がいくさの主武器となってからのものは鎌倉時代のものと比べるといかにも不格好です。そして、節句飾りの本来の意味、「お子様のご成長を祈る」からすると、片目とか、若くして討ち死にしたとか、多くの仏教徒や敵を殺戮したなどの史実がはっきりしている武将の甲冑を飾ることが、それにふさわしいとは思えません。その武将のご末裔とか、きわめて尊敬しているなどの特別な理由があれば別ですが・・やはり、「だれかのものだった」鎧・兜ではなく、「お子様のために新しく誂える」というお気持ちで揃えるのが本来の姿でしょう。
 そして、お子様が子供でいる期間はせいぜい十数年、あとの七十年、八十年間は大人です。大人になってからも「節句の調度品」として毎年お飾りいただけるものをお選びいただきたいと、当店は考えています。

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ちゃんとした節句飾りの鎧・兜はこんなに美しいのです。

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