2015年5月アーカイブ

おかたづけ

 お節句のお飾りを片付ける時期についてのお問い合せが、ゴールデンウィークに入ると何件かございます。これは、「お雛さまを3月3日に片付けないと結婚が遅れる」というまちがった近年のウワサから、端午の節句にも同じようなことが言われているのではないかというご心配からのことと思います。

 結論から言えば、そんなことはないのです。
 徳川美術館様館内のお雛様のしきたりにも書かれていますが、3月3日にお祝いをし、翌4日に「雛の送り」としてお雛様にお礼のお供えを供え、5日以降のお天気の良い日に片付ける、というのが正しいというか、考えてみれば当たり前の片付け方です。
「片付けられないときはお雛様を後ろ向きにする」などどいうのはもってのほか、見苦しいだけでなく、縁起が悪すぎます。お雛様はお嬢様を「見守る」お守りとしてご用意されたもののはず、そのお雛様を後ろ向きにするなどということをして良いはずがありません。おやめくださいね。
 また、尾張徳川家の徳川美術館で毎年催される人気催事「尾張徳川家の雛祭り展」は、4月上旬まで毎回催されます。これは陰暦の3月3日を目安にされているからです。3月中に片付けられれば、十二分に早いお片付けと言うことができます。

 端午の節句の象徴「菖蒲」は陰暦の端午の節句のころ、満開を迎えます。そのころまで飾っていただいて何の差し障りもありません。お雛様と同じように、お片付けになる前にチマキや柏餅をお供えし、一年の無事のお礼とお願いをしておしまい下さい。
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