4月23日、当店内にてお節句の茶話会を催しました。テーブル点前をお楽しみいただきながら、節句飾りの名品や珍しい飾り物、お気軽に節句の雰囲気をご家庭で楽しんでいただけるものなどをご覧いただきながら、「そうなんだ!」「知らんかった!」というお話を講師の方からいただきました。当店五代目もちょこっとお話に加わりながら和気あいあいの2時間ほどでした。
明日 27日は端午の節句飾りのワークショップを開催します。
ときどきこのようなお楽しみを催しますので、お気軽にご参加ください。
4月23日、当店内にてお節句の茶話会を催しました。テーブル点前をお楽しみいただきながら、節句飾りの名品や珍しい飾り物、お気軽に節句の雰囲気をご家庭で楽しんでいただけるものなどをご覧いただきながら、「そうなんだ!」「知らんかった!」というお話を講師の方からいただきました。当店五代目もちょこっとお話に加わりながら和気あいあいの2時間ほどでした。
明日 27日は端午の節句飾りのワークショップを開催します。
ときどきこのようなお楽しみを催しますので、お気軽にご参加ください。
端午の節句まであと三週間弱となりました。ご準備はおすみですか?
今月22日には「端午の節句のお香」のワークショップ、
27日には「端午の節句の茶話会」を催します。
くわしくはこのひとつ前のブログをご参照ください。
今日は、家紋のお話です。
鎧や兜飾りには、かならずその鎧や兜を収納するための「おひつ」がついています。最近は、それすらも「省略」することもありますが、男の子の節句で“省略”はあまりお勧めできません。
それはともかく、そのおひつには「家紋(御定紋)」をお描きすることができます。
家紋は数万種類あるといわれ、正確な数はわかりません。というのは、家紋は現在どこかに登録されるわけではなく、自由に創作することができるからです。ひとつのお家に家紋の他に女紋、ひとりずつのおしるしなどいくつもあることもあります。
若いママの中には、家紋が「家」を象徴するようで「家に嫁に来たわけではない」といって嫌われる方もいらっしゃいます。お気持ちはわからないではありませんが、アイルランドで家ごとにあるタータンチェックも家紋のひとつといえます。嫁ぎ先様の家紋がいやなら、新しくそのご家族で家紋をつくることもできます。前述のように家族一人ずつにおしるしをつけることも自由です。
また、好むと好まざるにかかわらず、お葬式のときなど家紋を問われる場面はたくさんあります。世界中に家紋に類するものは存在しますので、もう少し気軽に利用するとすてきなように思います。
で、兜のおひつの家紋です。珍しい家紋をお入れしました。当店は手描きでお入れしますので、あらゆる御家紋をお入れすることができます。節句飾りがいっそう引き立ちます。
ちなみに、うしろの屏風も画家による菖蒲絵が描かれています。端午の節句=菖蒲の節句です。
楽しいお節句を!!
端午の節句が近づいてきました。
「端午の節句って、なんだっけ?」という方も多いと思います。いえいえ、お節句もいろいろありますが、中でも一番古くからあるといわれているのが、この端午の節句なのです。紀元前数百年前からあることがわかっています。
というと、かたいお話かと思わるでしょうが、2千年以上も続いているというのは「楽しいから」に違いありません。あの清少納言さんも1千年前に「節句は端午がいちばんよ!」と断言しておられます。
そんな楽しい「茶話会」と、端午にちなんだ「お香のワークショップ」を開催します。
どうぞご参加ください。
🔶 茶話会 4月22日(月) 10時~12時
会費:2000円(茶菓付)
🔶 お香のワークショップ
4月27日(土) 午前の部 10時より
午後の部 13時より
会費:7000円(お香はお持ち帰りいただきます)
※お申込みは 大西人形本店まで
電話かメールでお願い致します。
電話 052(231)4104
ただ今、五月人形の展示販売の真っ最中です。
五月人形をお考えの方にご案内です。
①お子様の母方のご実家様が購入されるのが一般的です。もちろん、父方の親御様やお子様のパパママが購入される場合もございます。(便宜上、お子様のご両親をパパママと呼ばせていただきます。)4月中旬くらいまでに贈られるとよろしいでしょう。あまり遅いと、父方様が心配をされます。
②父方様がお節句のお祝いを催します(一般論です)。父方様の節句のお祝いですので、どんな五月人形を贈ったらいいのか、購入の際に少し気を付けた方が良い場合があります。母方のご両親様もご招待されますが、五月人形を贈られている場合は特にお祝いの品などを持参する必要はありません。ご親戚、ご友人などはお節句のお祝いの品を持っていかれるとよろしいでしょう。
③お選びになるとき、どこに飾るか、は大変重要ですが、絶対的条件ではありません。将来お家を建てるとか、少し広いお家にかわる計画のある方は最初から小さなセットを購入されると、物足りないことになる場合があります。最も大切なのは「本体」ですので、本体は吟味して選び、屏風や台がかさばる場合はお家がかわってから購入するという選択肢もあります。パパの五月人形の屏風や弓太刀を使うこともできます。
④大人になってもお節句の飾りに用いるものですので、流行色の強いものやベビー用品のようなものは避けられるのが賢明です。(ときどき、小学校に入るまでとか、飾る期間についていろいろ言う方がいらっしゃいますが、「お子様の生涯」にわたってお節句のしつらえとして飾るものです。これは、節句飾りの基本中の基本です。)
⑤従って、「様式」にのっとったお飾りをお選びになるのが無難です。節句行事は伝統的な文化ですので、一般的な様式から外れると意味をなさなくなります。この点について、お店によって考え方はまったく異なります。ネット情報はこうした点に関してあまり役に立ちません(この文章もネット情報ですが(笑))。
⑥写真のご説明。最初のは小さな兜ですが、かなり手の込んだものです。櫃(ひつ)にはムクの黒檀材を用いています。2番目は豪勢な「座敷幟」を背にした本格的な鎧飾りです。旗類にはご両家の御家紋が入ります。3番目は一般的な兜飾りですが、節句のお供えができるよう三宝などが添えられています。4番目は桃太郎の節句飾り。小さなものですが、名工の作ですので存在感のあるお飾りです。最後のは「御家紋」の入った兜櫃です。手描きでお描きしますので、数万種類あるといわれる家紋をお入れすることができます。お子様の紋をお入れします。
以上、反発されることが予想されることがらもあえて書かせていただきました。特に①、②の部分はママが中心になってお選びになる場合、「家に嫁いだわけではない」とご不興をかうことがあります。でも、現実には毎年多くのご両家様から相談をお受けする内容です。かなり勇気を出して書いています。
お節句のお祝い、特に初節句のお祝いはパパママご両家のご両親様にとっても、きわめて大切なお祝いです。親子ご家族、ご両家の絆、そしてお子様の健やかなご成長のために和やかなお節句祝をなさっていただきますよう、心からのご注意を申し上げました。
節分も過ぎ、そろそろお雛さまを飾ろうという方もいらっしゃいます。
これからお雛さまを用意しようという方が一番考えるのが、どんなお雛さまがいいのか?よいお雛さまとはどんなお雛さまなのか?ということかと思います。
お店によって揃えているお雛さまはまったく異なりますが、私どもで気を付けているのは「様式」にのっとっているかどうか、です。当たり前ですが、雛祭りは伝統的な行事で、そうでなければだれもわざわざお雛さまを飾ったりしません。伝統的なものには必ず「様式」があります。時代によって変化してもいい部分と、変えたら何が何だか分からなくなる部分とがあります。
画像はシンプルな親王飾りですが、その「様式」にのっとったものです。
雛人形は唐織(からおり)の有職文様の衣装、六曲の屏風、菊のかたちの台のついたぼんぼり、桜橘、三方と菱餅、イ草の親王台、そして赤い緋毛氈(ひもうせん)です。この様式の中で最大限の「調和」と「美しさ」を表現しようとしています。ベビー用品や玩具雛とは次元の異なるお雛さまです。
2月1日夜、徳川美術館様ロビーにお雛さまを飾らせていただきました。